TLC27L1

TLC27L1x オペアンプは、広範囲の入力オフセット電圧グレードと、低いオフセット電圧ドリフトおよび高い入力インピーダンスを兼ね備えています。さらに、TLC27L1x は、TLC271 プログラマブルアンプの低いバイアスバージョンです。これらのデバイスは、従来のメタルゲートプロセスで得られる安定性をはるかに超えるオフセット電圧の安定性を提供する テキサス インスツルメンツのシリコンゲート LinCMOS テクノロジを使用しています。

低コストの TLC27L1 (10mV) から TLV27L1A (5mV) の低いオフセットバージョンまで、2 つのオフセット電圧グレード (C 接尾辞および I 接尾辞タイプ) が利用可能です。極めて高い入力インピーダンスと低いバイアス電流、および優れた 同相信号除去と電源電圧除去により、これらのデバイスは、新しい最先端設計だけでなく、既存設計のアップグレードにも最適な選択です。

一般に、バイポーラテクノロジーに関連する多くの機能は、バイポーラテクノロジーに伴う電力への影響なしで LinCMOS オペアンプの利用が可能です。トランデューサー インターフェース、アナログ計算、アンプブロック、アクティブフィルター、シグナルバッファリングなど、一般的なアプリケーションはすべて、TLC27L1x を使用して簡単に設計できます。これらのデバイスは低電圧、単一電源動作に対応しており、遠隔地やアクセスが困難なバッテリー駆動アプリケーションに最適な選択肢です。同相モード入力電圧範囲には負のレールが含まれます。

TLC27L1x には、MIL-STD-883C、メソッド 3015.2 に基づいてテストされた最大 2000V の電圧での機能障害を防ぐ内部静電放電 (ESD) 保護回路が組み込まれています。ただし、ESD にさらされるとデバイスのパラメトリック性能が 劣化する可能性があるため、このデバイスを取り扱う際には注意を払う必要があります。

C 接尾辞のデバイスは 0°C から 70°C で動作し、接尾辞 I のデバイスは -40°C から +85°C で動作します。