TIDA-00202
HIPERFACE 位置エンコーダに対するインターフェイスのリファレンス デザイン
TIDA-00202
概要
TIDA-00202 リファレンス デザインは、HIPERFACE 位置エンコーダに対する EMC 準拠の産業用アナログ / デジタル ハイブリッド インターフェイスです。IEC-ESD および IEC-EFT 保護機能を備えた 3.3V 電源 RS485 トランシーバを、双方向パラメータ チャネルに使用します。アナログ sin/cos 信号チャネルには 2 つのオプションがあり、ADC 組込みプロセッサと ADC 非搭載プロセッサとの接続や、両方のオプションの同時使用による冗長性に対して柔軟に対応できます。最初のオプションは SPI 出力による完全差動デュアル 12 ビット ADC を特長とし、2 つ目のオプションはシングルエンド アナログ出力 (0 ~ 3.3V) のデュアル差動入力が特長です。このデザインは、16V ~ 36V の広い範囲で、産業準拠の 24V 入力を供給します。エンコーダ用の電源は 7 ~ 12V (デフォルト 11V) の範囲で構成でき、短絡保護機能があります。アナログ信号とロジック信号に対応する 3.3V I/O コネクタを搭載しており、HIPERFACE マスタ IP コアを使用したホスト プロセッサとのインターフェイスを簡単に確立できます。迅速な評価を実現するために、C2000™ Piccolo マイコン向けのサンプル ファームウェアが利用可能であり、絶対角度位置を計算し、仮想 COM ポート経由で表示することができます。
特長
- 最大 38400 ボーのデジタル双方向パラメータ チャネルと、150kHz 以上の帯域幅を持つアナログ Sin/Cos チャネルを備えた HIPERFACE 位置エンコーダに対する EMC 準拠のインターフェイス。
- 12kV IEC-ESD と 4kV IEC-EFT 対応、3.3V 電源、半二重 RS485 トランシーバ。
- SPI 出力によるデュアル 12 ビット ADC またはデュアル アナログ出力 (0 ~ 3.3V) を備えた正弦 / 余弦信号用のデュアル信号路オプションにより、ADC 組込み有無によらず、マイコンとの柔軟な接続が可能。
- ホスト プロセッサ インターフェイス (3.3V I/O) により、HIPERFACE マスタを対象とする C2000™ などのマイコンに容易に接続可能。
- C2000™ Piccolo マイコンにおけるファームウェアのサンプルにより、HIPERFACE 位置エンコーダからの補間絶対角度を計算・表示。
- IEC61800-3 に基づくレベルで、ESD、高速過度バースト、サージに関する EMC 耐性要件を満たすよう設計。
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
開発の開始
技術資料
タイプ | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | Interface to a HIPERFACE Position Encoder Design Guide (Rev. A) | 2016/03/03 |