TIDA-010037
スタンドアロン ADC を使用した高精度の分相 CT 電気メーターのリファレンス デザイン
TIDA-010037
概要
このリファレンス デザインは、高性能のマルチ チャネル アナログ/デジタル コンバータ (ADC) を使用して、Class 0.1 の相分割エネルギー測定機能を実装します。独立型の ADC は電流トランス (CT) の出力を 8kHz でサンプリングし、AC 商用電源の各レッグの電流と電圧を測定します。このリファレンス デザインは、広い入力電流範囲 (0.05 ~ 100A) にわたって高精度を達成するほか、個別の高調波分析のような先進的な電力品質機能が必要とする高いサンプリング周波数に対応しています。独立型の ADC を使用して CT の出力をサンプリングすると、統合型の SoC と専用の特定用途向けを使用する場合に比べて、計測向けマイコンの選択肢に関するフレキシビリティが大幅に向上します。このリファレンス デザインは、エネルギー測定パラメータを計算するために、SimpleLink™ ARM Cortex-M4 ホスト マイコンを使用しています。 また、このデザインはエネルギー測定パラメータ全体のうち一部のみを有効にする方法で、32ksps の ADC サンプリング レートを使用することもできます。
特長
- 10000:1 の入力範囲にわたって ANSI C12.20 Class 0.1 の有効エネルギー精度要件を満たす、電気メータ向けの分相計測
- 有効および無効のエネルギーと電力、RMS (実効値) 電流および電圧、力率、ライン周波数の計算
- 5kV RMS の絶縁を達成した、絶縁型の RS-232 と RS-485
- 電流制限、過電圧、低電圧の各保護機能を搭載した通信モジュール拡張機能
- 50mA ~ 100A の入力範囲全体でテスト済み
- ハードウェア ファイルと設計ガイドが付属した、包括的なテスト済みのリファレンス デザイン
- ADC のサンプリング レートを 32ksps に上昇させた場合も、アクティブ エネルギーの高精度を引き続き達成
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRZB9.PDF (169 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
技術資料
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | スタンドアロンを使用した高精度の分相 CT 電気メーターのリファレンス・デザイン (Rev. B) | PDF | HTML | 2020年 10月 9日 |