システム ベース チップ (SBC)
低コストで電力効率の優れた TI のシステム ベース チップ (SBC) を採用すると、開発中の設計の最適化が可能
カテゴリ別の参照
種類別に選択
汎用
TI の汎用 SBC は、CAN または LIN トランシーバとして、バッテリ直結型 (12V) 電圧レギュレータ (LDO) を内蔵し、ウォッチドッグ、ウェーク、ハイサイドスイッチなどの監視機能を搭載しています。
ミッドレンジ
ミッドレンジ SBC は、バッテリ直結型 (12V) 電圧レギュレータ (降圧や LDO) を内蔵した CAN または LIN トランシーバや、ウォッチドッグ、ウェーク、ハイサイド スイッチなどの監視機能を提供します。
高度
TI の高度な SBC を採用すると、SPI プロトコル固有のコントローラと、ウォッチドッグやウェークなどの監視機能を搭載したバッテリ直結型 (12V) 電圧レギュレータ (LDO) を内蔵した CAN トランシーバを実現できます。
関連カテゴリ
設計と開発に役立つリソース
TCAN1167-Q1 LDO 出力とウォッチドッグ搭載、CAN FD 向けシステム ベーシス チップの評価基板
この評価基板 (EVM) を使用して、TCAN1167 デバイス ファミリを評価することもできます。CAN バスは、複数のテスト ポイント、J13 ヘッダー、1 個の DSUB9 コネクタを通じて容易にアクセスできます。多数の車載アプリケーションがケーブル配線の標準として DSUB9 を使用しています。複数のヘッダーと複数のテスト ポイント経由で、すべてのピンにアクセスできます。1 個の LDO を内蔵しており、その出力は 1 個のテスト ポイント経由で使用できます。CAN バスの保護に役立つ複数のフットプリント、およびさまざまな終端オプションが使用できます。
TLIN1431-Q1 WAKE、HSS、ウォッチドッグ搭載 LIN の評価基板
この評価基板 (EVM) を使用すると、TLIN14315RGY と TLIN14313RGYを含め、TLIN1431-Q1 ファミリの各種デバイスを評価できます。すべての IC 信号に基板上でアクセスできるほか、基板上の機能を使用して TLIN1431-Q1 の機能にアクセスすることもできます。
TCAN4550-Q1 トランシーバ内蔵 CAN-FD コントローラの評価基板
この評価基板 (EVM) を使用すると、SPI から CAN FD への接続を行うコントローラとトランシーバのソリューションである TCAN4550 を評価できます。 CAN バス信号は、DB9 コネクタ (またはヘッダ ピン) 経由で簡単にアクセスでき、デジタル インターフェイス (SPI ラインと GPIO) は単一の 2 列ヘッダ経由でアクセスできます。 このデバイスへの入力クロックは、オンボードの水晶振動子または外部のシングルエンド クロック ソース (供給源) から供給できます。
TI のシステム ベース チップの特長
最適化済みシステム
TI の高集積トランシーバ、電力制御素子、スペシャル ファンクションを単一のダイに搭載しているため、開発中システムのボード面積節減と複雑さの低減を実現しやすくなります。
省エネルギー
TI の SBC には低消費電力のスリープ モードや多様なスタンバイ モードがあり、システムの消費電力を制御する方法で、バッテリ動作期間を延長できます。
品質特性
TI の堅牢な製品ラインアップは、OEM (自動車メーカー各社) のグローバルな安全規格、相互運用性、EMC (電磁適合性) に関連する各種規格に適合しています。これらの製品を活用すると、信頼性の高いシステムを設計しやすくなります。
フレキシブルな設計
SPI 経由でアクセスできる共有型ステート マシンを採用しており、一度開発したソフトウェアを類似製品の間で再利用できます。そのため、複数の設計にまたがるスケール化が可能で、互いにピン互換性のあるデバイス ファミリから、実際の設計に最適な製品を選定できます。
主なアプリケーションの概要
性能と信頼性を強化できるように、スケーラブルでフレキシブルなシステムを製作可能
TI の手頃な統合型 SBC (システム ベース チップ) を採用すると、快適な運転環境を実現できます。
トータル ソリューション サイズを小型化し、電圧レギュレータやハイサイド スイッチなどの機能とトランシーバをシングル チップ内で組み合わせる方法で、ステアリング ホイールやリア ライティング モジュールなどの最終アプリケーションの設計を最適化できます。
主なリソース
- TIDA-020027 – 車載用フル機能サイドミラー モジュール リファレンス デザイン
- TIDA-020032 – カー アクセス向けに Bluetooth® Low Energy と CAN を使用した衛星モジュールのリファレンス デザイン
- TLIN1431-Q1 – 車載対応、VREG とウォッチドッグ内蔵、12V システム向け、LIN SBC (システム ベース チップ)
- TLIN1028-Q1 – 車載対応、電圧レギュレータ内蔵、LIN (Local Interconnect Network) トランシーバ
- TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
- Understanding LDO Performance in the TCAN4550-Q1 – アプリケーション・ノート
- TLIN1431-Q1 Startup Guide – アプリケーション・ノート
多様な環境に対応する、高信頼性のパワートレイン システムと電気システムを設計可能
TI の SBC (システム ベース チップ) 製品ラインアップは、バス障害保護に関する高度なニーズと、最適化済みのチップ サイズのバランスを維持しており、拡大を続ける電気自動車 (EV) 市場を支援します。
SBC は、電圧レギュレータ (LDO、降圧)、ウォッチドッグ タイマ、ハイサイド スイッチなどの機能を搭載してバス インターフェイスの統合を進める方法で、開発中の車載システムの最適化に貢献します。
主なリソース
- TIDM-02009 – ASIL D 安全性コンセプト検証済み、高速トラクション、双方向 DC/DC 変換のリファレンス デザイン
- TIDEP-01014 – Hercules™ マイコンに搭載の CAN FD 通信機能を提示するリファレンス デザイン
- TLIN1431-Q1 – 車載対応、VREG とウォッチドッグ内蔵、12V システム向け、LIN SBC (システム ベース チップ)
- TCAN11623-Q1 – 車載対応、5V 電源と 3.3V、70mA LDO を内蔵した CAN-FD トランシーバ
- TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
- TCAN455x Clock Optimization and Design Guidelines – アプリケーション・ノート
- TLIN1431-Q1 Startup Guide – アプリケーション・ノート
自然な運転環境に貢献する、高度で適応性の高い安全システムを実現
SBC (システム ベース チップ) に関連する TI の機能安全資料は、ASIL (車載セーフティー インテグリティ レベル) 定格の達成に役立ちます。
ウォッチドッグ タイマ、ウェークアップ、ハイサイド スイッチなどの機能を統合した、CAN をベースとする TI の SBC を使用すると、希望のシステム機能を実現できます。
主なリソース
- TIDA-020004 – デュアル CAN FD 経由のオブジェクト データ出力機能搭載、車載 RFCMOS 77GHz レーダー モジュールのリファレンス デザイン
- TCAN11625-Q1 – 車載対応、5V 電源と 5V、100mA LDO を内蔵した CAN-FD トランシーバ
- TCAN1164-Q1 – 車載対応、LDO 出力とウォッチドッグ搭載、CAN FD システム ベーシス チップ
- TCAN4550-Q1 – CAN-FD コントローラとトランシーバ内蔵、車載用システム・ベーシス・チップ(SBC)
- TCAN4550 Watchdog Configuration Guide – アプリケーション・ノート
- Understanding LDO Performance in the TCAN4550-Q1 – アプリケーション・ノート