JAJA859 April 2025 MSPM0G3506 , MSPM0G3507 , MSPM0G3518 , MSPM0G3519
モジュラー コントローラ エリア ネットワーク (MCAN) ペリフェラルは、MSPM0™ リアルタイム マイコン (MCU) ファミリ内の一部のデバイスに CAN フレキシブル データレート (CAN FD) を実装しています。MCAN ペリフェラルを搭載したデバイスの一部には、MSPM0G350x、MSPM0G351x デバイスがあります。ここに記載されている例は、MCAN モジュールを搭載した任意の MSPM0 MCU で動作するものです。このアプリケーション ノートでは、各種動作モード用に MCAN モジュールをセットアップする方法を示す、いくつかのプログラミング例について説明します。この目的は、MCAN ペリフェラルのプログラミングをユーザーが理解できるようにすることです。
サンプル コードは、MSPM0G3507 でテスト済みです。ただし、これらの例は、MCAN モジュールを搭載したすべての MSPM0 デバイスで実行できるよう簡単に調整できます。ほとんどの例では、動作用に 2 番目の CAN FD ノードが必要です。この要件は、CAN FD または従来型 CAN と CAN FD の両方のプロトコルを使用できる任意の CAN バス分析ツールを搭載した別のマイコンで満たすことができます。現在、多くの USB バス ベースのツールが利用可能です。これらのツールは、バス トラフィックを可視化するだけでなく、フレームを生成することもでき、デバッグに非常に役立ちます。デバッグには、CAN FD トリガまたはデコード機能を内蔵したオシロスコープが不可欠です。
本書全体で、MCAN とCAN FD という用語を同じ意味で使用しています。CAN FD はプロトコルを表し、MCAN はプロトコルを実装する MCU 内のペリフェラルを指します。本書で説明しているサンプルのプロジェクト ファイルは、MSPM0-SDK の一部としてダウンロードできます。
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